前回 0日目

■プロジェクトの作成

早速、プロジェクトを作成しましょう。

UE4自体が初めてという方は、この辺を読んでください。
 【入門以前】無料になったUE4をインストールして先ず最初にやるべきこと「綺麗なデモを見てテンションを上げる」 

エンジンを起動し、「空のプロジェクト」を作成しましょう。
「Twin Stick Shooter」やら「Flying」やら「Top Down」を使うことも検討したのですが、微妙にどれも違う感じで、改造する方が却って面倒そうなのでやめました。
「スターターコンテンツ有り」にして、適当なディレクトリに適当なプロジェクト名を付けてください。

MySTG


こんなプロジェクトが出てきたと思います。
01play

プレイボタンを押してください。
(普通にアイコンを押せば、前回押したプレイボタンが押されたことになります)
プレイボタン右の小さい▼をクリックすれば、プレイボタンの種類を選べます。
デフォで恐らく選択されている「選択ビューポート」でプレイしてみてください。

マウスで視点、WASD、QEキーで移動操作できる謎ゲーム?が起動する筈です。
Escキーで停止して脱出します。

■見た目をでっち上げてテンションを上げる

いきなりゴチャゴチャと小難しいロジックを組んでも頭がパンクするので、先ずは見た目をでっち上げてテンションを上げ、制作モチベーションを保ちましょう。

コンテンツブラウザのStarterContent(「スターターコンテンツ有り」を選択していればある筈です)内のMaterialsフォルダを選択します。その中でも派手目なマテリアルを選択して、床っぽいオブジェクトにドロップしてみましょう。

02

マテリアルの変更が反映される筈です(シェーダーの待ち時間が発生する場合があります)。
M_Metal_GoldやM_Metal_Burnished_Steelのような映り込みやすい金属、M_Water_LakeやM_Water_Oceanのようなウネウネ動く水面、M_Rock_Marble_Polishedのような大理石っぽいもの…辺りが全体的にテカテカしていて見栄えがいいです。

03
Particlesフォルダから見栄えのいいパーティクルオブジェクトも適当にドロップしてみましょう。
周りのオブジェクトのマテリアルが金属や水面など反射しやすいものだといい感じに光が映り込んでハデハデな見栄えがすると思います。
これで

「わぁ! UE4って綺麗!」

っとテンションを上げておきましょう。
何か見た目で困ったら、取り敢えずテカテカピカピカしておいてください。
それだけでリッチな気分に浸れます。

04

床オブジェクトを選択して、Altキーを押しながら移動ツールでドラッグして複製してみましょう。
(※Altキーはマウスの左ボタンよりも先に押す)

ビューポートの操作や移動回転拡大ツールの操作方法については
公式ドキュメント
ビューポートナビゲーション
アクタの配置
移動、回転、拡大ツールはそれぞれ、W、E、Rキーを押すだけで切り替わるので、それだけは覚えておきましょう。

joint

デフォルトでは10単位でのスナップ移動になっていると思います。
これでピッタリの位置に移動できる筈なんですが、同一マテリアルにしていても繋ぎ目のようなものが見えて気になります。

build
ビルドボタンを押せば、この繋ぎ目は解消されます(ただし、位置はぴったり合わせてください)。


05
Shapeフォルダから適当な形状を選んでドロップ、それらに適当なマテリアルをドロップしていい感じなオブジェクトを配置しましょう。
Propsの中には椅子やら机やら岩やら茂みやら既にマテリアルが適用されたオブジェクトがあります。
これらも仮配置してみましょう。

06b
適当にマップをでっち上げました。
講座の為とはいえ、本当に適当すぎなんで、皆さんはもうちょい凝ったマップを作ってみましょう!

これを仮のゲーム画面としてSSを撮りましょうか。
ただ、なんだかビューポート内のマーク(ギズモ)が撮影の邪魔です。
プレイボタンでゲームを起動してそれを撮影してもいいのですが、ゲームの操作方法によっては自由なカメラアングルを選び難くて面倒です。

Gキーを押してみましょう。

06


これらのギズモの表示が消えてスッキリします。
もう一度Gキーを押せば表示されます。
ゲーム画面のSSを撮るときに便利なので、是非覚えておきましょう。

UE4には起伏に富んだ地形を作るための
ランドスケープの屋外テレイン
っという機能もあるのですが、これの解説は又の機会とします。
取り敢えずそういう機能もUE4にはある…っということだけでも頭に入れておいてください。


今日はここまでです。
次回 2日目「簡単なマテリアルを自作して弾幕を作った気になって満足する」は簡単なマテリアルの作成をしてみます。