■はじめに

UE4が遂に無料化しましたね。
今まで有料で使うのを渋っていた方もこの機会に是非使ってみましょう!
[UE4] フリー版UnrealEngine4の導入手順 (ヒストリア様)

↑ヒストリア様のこのエントリを読めば、導入は簡単だと思います。
 
○ちょっとインストールに関して補足説明

Unreal Engine 4 の保管庫(Vault)がメインドライブのディスク容量を圧迫するのを何とかする

なんでわざわざ「マイダウンロード」から「マイプロジェクト」へ複製が作られる仕組みになっているの?
ディスク容量勿体無くない?
…っと疑問に思った方は↑の記事をお読み下さい。

CドライブのSSDがカツカツなんで、UE4を再インストールしてみた

↑は私のノートPCのCドライブにUE4をインストールしたら後悔した話です。
オチから言うと、CドライブがSSD等で余裕の無い方は、大容量(ひとに依る)のDドライブにインストールした方がいいです。
UE4は復数のバージョンを気軽にインストールして管理できますが、1バージョン辺り10GB前後あります。
プロジェクトの保存パスは後から変更できますが、保管庫(Vault Cache)やエンジンのインストール先は後から変更できません。
私は結局、苦しくなってDドライブに再インストールするハメになりました。

○自分のマシンじゃスペック不足で重すぎるんだけど?

UE4 エディター動作を極限まで軽くしてみる
UE4 OpenGL ES2プレビューを使って大幅な負荷軽減
↑@aizen76さんのこれらの記事を参照下さい


■ テンションを上げる

今回は難しいことは何も解説しません。
先ずはUE4の美しいデモやサンプルを再生してみてテンションを上げて下さい。
「自分も(頑張れば)こんなすごいゲームが作れるんだ! 夢が広がりんぐ!!」
っとテンションを上げてニヤニヤ出来ればOKです。
今後の学習意欲やモチベーションを大きく左右します。

■「アンリアル エディタのクイックスタートガイド」をやればいいんじゃないの?

まぁ、ぶっちゃけそうなんですが、アレはいきなり作り始めるんで、先ずは綺麗なデモを見てテンションを上げましょう。
ただ、1.ビューポートのナビゲーション のページは操作方法を覚えるのに便利なので、是非開いてください。
ボクが解説する手間が省けます。
ビューポートはUnity3DでいうSceneビューに相当します。
基本的なカメラの操作方法には慣れておいてください。

○ちなみに
「Unity3DでいうアレはUE4では何て言うんだ?」
っと思うひとは Unreal Engine 4 For Unity Developers を御覧ください。
(今のところ日本語版がまだありません)
日本語の情報で読みたい方は Unity3D開発者がUE4を使うための入門ガイド を御覧ください。
(若干、内容的に古くなりましが)

■「機能別サンプル」を起動する

冒頭のリンク先にあったヒストリア様の記事通り、プロジェクトを作成して起動して下さい。
viewport

先ほどの1.ビューポートのナビゲーション のページの操作方法を試してみましょう。
特にマウスのボタンを押しながらの「WASD 飛行制御」は非常に便利なので是非覚えましょう。
(左ボタンだけでなく、他のボタンでも動くようです)
ポチッと左クリックしてしまうと、画面のようにオブジェクトを選択してしまいます。
(黄色く囲まれてカラフルな3方向の矢印が表示された状態)
この矢印をドラッグするとレベル内(Unity3DでいうScene内)のオブジェクトを移動できますが、今回はまだ弄りません。選択を解除したいときはEscキーを押して下さい。

○再生してみる

play_game
「プレイ」ボタンを押すとサンプルが再生されます。
(右隣の「起動」ボタンは今回は忘れてください)
再生するサンプルにもよりますが、多くのサンプルはFPS(ファーストパーソン・シューティング)と言われるゲームの操作方法です。
再生から抜け出したいときはEscキーまたは「■」の停止ボタンを押しましょう
「機能別サンプル」のデフォルトのレベルファイルは上図のような小さな部屋を歩き回れるだけのサンプルです。
「ようこそUE4へ! ファイル→レベルを開く で多くのサンプルを開きましょう(適当意訳」
っと書いてあるだけです。
言われるがままに他のレベルファイルを開いてみましょう。

open_level
ファイル→レベルを開く

open_level2
なんかいっぱいあります

非常に多くのサンプルが詰まったプロジェクトで、たくさんのレベル(Unity3DでいうScene)ファイルがあります。
片っ端から開いてもいいのですが、機能別サンプル のページをカタログ代わりに興味のあるものから開いてもいいでしょう。

■オススメ
レベル デザインのコンテンツ例
ファイル名はLeveldesign_Workflowです。
詳しくは↑のリンク先のドキュメントを御覧ください。
超リッチなサンプルで、テンションが上がること間違いなしです。

level_design
プレイボタンを押したら、是非F11キーを押してみてください。
画面いっぱいに綺麗な画面が広がって、夢も広がります。
うおおお! ボクは今、すごいゲームエンジンを使っているんだ!
頑張ればボクにもこんなゲームも作れるかもしれないんだ!
っとテンションを上げましょう!
(因みにF11キーは再生時だけでなく、ビューポート編集時にも使えます)

自由に美しい空間をWASDキーのFPS操作で歩きまわりましょう。
緑の矢印に触れれば、別のステージに移動します。
(先に行くほどリッチな外観になります)

level_design2
すごく綺麗!!

samples
他にもすごいサンプルが1日では観きれないほど大量にあるので、ガンガン落として再生してみましょう!
そしてテンションを上げて、夢を広げましょう!
これらのサンプルに使われている美しいアセットは自由に自分のゲームや映像作品に使用できますよ!

○余談
「機能別サンプル」を再生するのが全部再生するのが面倒なひとは、
samples_content_gdc
GDCデモ2014がオススメです。
選りすぐりの見栄えのいいサンプルが凝縮されています。
(※宇宙船やインベーダー等、ゲーム内ゲームが起動することがあります。ゲーム内ゲームから抜けるにはQキーを押して下さい)